アーカイブ | 6月 2019

2019年6月30日

ヨハネ福音書7章はイエス様の兄弟たちに、こんなガリラヤにいないでエルサレムに行き、自分のしている業をみせてやったらいいと言われるところから始まります。そして、そっとエルサレムに行き、祭りの中盤、ついに神殿で教え始められたのです。その教えの最後の言葉が「うわべだけで裁くのをやめ、正しい裁きをしなさい」(ヨハネ福音書7章24節)です。イエス様は安息日に癒しの業をなされ、ユダヤの人々から裁かれました。イエス様の教えについても勝手なことを言っていると言われました。イエス様はユダヤの人々から殺されそうになっています。イエス様は自分の栄光のために何かをし、何かを言われる方ではありませんでした。お遣わしになった方に従って生きること、です。私たちもそうありたいと思います。

2019年6月23日

「これらの小さな者の一人をつまずかせる」もの、「あなたをつまずかせる」ものに対するイエス様の戒めの言葉に続いて、「地獄の火は消えることがない」と言われています。そして、「人は火で塩味がつけられる」とあります。「塩はよいものだ、その塩に塩気がなくなったらどうなるのか、自分の内に塩を持ちなさい、そして平和に過ごしなさい」と言われています。イエス様の教えが言葉のチェーンのようにつながっているようです。中心の言葉は、「神の国に入る方がよい」です。神の国の反対は何度も出ている「地獄」ですが、神様の裁きを意味する言葉です。その裁きはだれの裁きか。平和に過ごすように言われたイエス様のお心に触れることができたら幸いなことと思います。

2019年6月16日

弟子たちは、誰が一番偉いかと議論していました。イエス様が十字架に向かわれると言われている時にです。イエス様は言われました。「塩は良いものである。だが、塩に塩気がなくなれば、あなたがたは何によって塩に味を付けるのか。自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。」(マルコ9:50)味のある言葉、清められた心で互いに和んで生きていくようにと勧められています。努力してできることではないと思います。イエス様を信じて、イエス様の恵みの中で生きていくことが語られているのです。

2019年6月9日

「わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。」(マルコ9:42)イエス様は「これらの小さな弟子」をつまずかせないようにと言われています。そして、片方の手、足、目がつまずかせるのなら、それらを切り捨ててしまいなさいと言われました。地獄に行くよりはいいと言われ、地獄では、火は消えることがないと言われました。そして、火で人は塩味がつけられる、塩を持ちなさい、平和に過ごしなさいと言われました。神の国に入るためにこれらの言葉は記憶され、語られていきました。

2019年6月2日

バプテスト教会の歴史的強調点は次の3点です。①目に見える教会は「新生」した教会員によって集められ、「聖なる見えざる公同の教会」に近づくようにと求めたのでした。ですから、信仰告白をした人だけにバプテスマを施しました。信仰者バプテスマです。②個別教会は、一つの教会で自らを治めることができると信じましたが、同時に、独立しつつ、連合を作ることを大切にしました。ですから大阪神愛教会は単立教会とは決して言いません。部会や同盟の交わりを大切にしたのです。特に部会の連合は大切です。③政教の完全な分離、分割を主張しました。イエス様が主ですから、いかなる権威も認めてはならないのです。教会は、国家権力からの自由を主張します。