アーカイブ | 3月 2021

2021年3月28日

バプテスト教会は、監督制などではなく会衆制で、総会主義をとります。総会での議決によって神様のみ心が示されたと信じる群れです。その議決に至るまで、何度も話し合いを重ねていくことが本来あるべき教会の姿です。ですからバプテスト教会は、何を決めるにも時間がかかるものなのです。役員会は、総会で決められたことを牧師と一緒に実行していくところです。

2021年3月21日

バプテスト教会は幼児洗礼をしません。主体的に信仰告白をした者の群れだからです。しかし、教会を形成していくとき、教会員の子どもたちをどう扱うかは大きな課題でした。生まれてすぐに洗礼を施すには、理由があったと思います。一つには、生まれた子どもたちにもしものことがあったら天国に行けるだろうかと考えたことと思います。1歳の誕生日を誰もが迎えることが難しかった時代を思えば、生まれてきた子どもの原罪を許していただき、教会の一員としての天国への切符をいただくためのしるしとして幼児洗礼が行われたということもあったと思います。しかし、バプテスト教会のバプテスマは、イエス様の十字架によって罪赦された恵みが先行しており、それに対する応答として与るものですから、バプテスマを受けないと天国には行けないと言うものではありません。神様の恵みは幼児にも与えられています。大切なことは、子どもたちが自ら自分でイエス様を信じますと告白し、主体的にイエス様に従っていくことです。ゆえに教会学校は大事です。

2021年3月14日

国教会を離脱した人々は、「生まれながらのイスラエル」ではなく、「新生したイスラエル」の自覚のもとに教会をつくりました。罪を告白し、信仰を言い表した者たちの群れとして、互いに教会員は、信仰の共同体を形成しました。国教会を離脱したのですから、一部の人(聖職者)に御言葉を語りことや牧会を任せるようなことをしませんでした。主に結ばれて、互いに協力し合う関係を求めたのです。

2021年3月7日

最初のバプテスト教会は、たとえどんなに小さな群れでも完全にキリストを表わしていて、天国を表わしていると告白しました。当時は、国教会が一つの教会であると言われていた時代です。国の認定した神学校を出て、正式に叙階した牧師によって指導されるのが教会であるという常識を打ち破りました。教会は、自分たちで礼典を執行し、牧師を選任することができるとしました。400年前のイギリスで起こったことでした。そして、今から約60年前、バプテスト同盟は、バプテスト連盟に10年遅れて日本基督教団を離脱し、結成されました。大阪神愛教会も教団を離脱し、バプテスト同盟に加わりました。一人ひとりが聖書を通して迫り来る神の言葉に対決し、罪を認識し、悔い改めへと導かれ、キリストの愛への応答として、良心の自由と自らの決断もって生きていく者たちの群れとして、再出発したのでした。