アーカイブ | 4月 2019

2019年4月28日

憲法20条は、いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」とあります。また、憲法89条には、公金を宗教上の組織や団体に使ってはいけないとあります。天皇代替わりの儀式が始まります。これから始まる一連の儀式は、公的な行事も皇室の行事も全て公金で賄われますから、多くは憲法に抵触します。実際に政治にかかわっていた時代から今の象徴天皇まで、天皇は「君主」、「王」であるばかりか、神道の祭儀を司る「現人神」であることは変わっていないように見えます。「高御座」に立つというのは、天皇が世界の中心だということを表しています。秋に行われる大嘗祭は、天皇が神になる儀式だそうです。慰霊の旅をする天皇に親しみを持っている人は7割を超えているそうですが、天皇を政治利用し、日本の国は「神国」と思わせて、自己完結させようとします。つまり独りよがりの国になってしまいます。明治維新以後の独善的戦争への歴史をみれば、その危うさは過去のこととは言えません。天皇を「偶像の神」にしないようにします。

2019年4月21日

「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。」(マタイ6:5)イエス様は、偽善者は人に聞いてもらおう、見てもらおうと、お祈りだけでなく、施しも断食もすると言われました。偽善者は、自分をアピールするのです。教会では、自分をアピールする必要がありません。なぜなら、みながイエス様だけを見て、イエス様だけが見ていてくださるからです。イエス様は、私たちのことをみな分かって下さり、必要なこともみなご存知だからです。どうしても人の目が気になってしまう、人を恐れてしまうのは、そのようにされてきたからです。イエス様の十字架だけを見つめて、私たちは癒されてきたのです。

2019年4月14日

戦争によって科学は進歩すると思っている人がいます。しかし、科学とは真理を求めることであって、殺し合うことは罪以外のなにものでもありません。仕方がないという思いが、戦いを繰り返す原因です。そういう中で、平和をつくりだすことは私たちの務めです。真の平和は、終わりの日にキリストがつくられます。

2019年4月7日

「神は、一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました。これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。」(使徒言行録17:26-27)パウロのアテネでの説教の言葉です。なぜ国と言うものがあるのか、語られています。パウロは、アテネの人々に対し、本当の神様と出会いましょうと勧めています。国家は、神様に仕え、神様の御心に服従して、その権力を使うことは、秩序として許されています。しかし、神様に背くと「悪魔」、「獣」となるのです。国は、民に仕えるものです。そこに暮らす人々が真の神様に出会うために存在します。