アーカイブ | 8月 2017

2017年8月27日

「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いが起こるのですか。あなたがた自身の内部で争い合う欲望が、その原因ではありませんか。」(ヤコブ4:1)

ヤコブは、教会の内部争いや、力のある人々が弱い人々をさげすんだり、恥をかかせたりしている現状を前に、信徒の一人ひとりに教え、勧告しました。あなた方は、「人を殺します」、「世の友」、「神の敵」とまで言われています。そう呼ばれたくなかったら「悪魔に反抗しなさい」、「神に近づきなさい」と言われています。自力では到底無理なことかも知れませんが、ヤコブは、それでもあまりに罪深い私たちに向けても、その罪を自覚するように勧めているのです。

裁きではなく、イエス様だけをみて、愛と赦しの満ち溢れる教会となれますよう、祈り合いましょう。

2017年8月20日

8月13日、NHKで終戦記念日特集「満州731石井細菌部隊とエリート医学者」という番組がありました。731部隊の存在については、戦後関係者が、固く口を閉ざし、闇に閉ざされ、国民の前に明らかにされませんでした。この番組では、ソ連に抑留された731部隊関係者と固く口を閉ざしていた国内の関係者の生の映像と音声による証言、最後は、帰国直前で自死された関係者の裁判で今の気持ちを問われた方の謝罪の言葉でこの番組は終わりました。自分には日本に帰れば父や母や家族がいます、という言葉で始まる泣きながらのお詫びの言葉でした。「隠れているもので、あらわにならないものはなく、秘められたもので、公にならないものはない。」(マルコ4:20)のです。主のみ言葉の通りと思いました。

2017年8月13日

「あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。」(コロサイ3:12) この言葉に続いて、互いに「赦し合いなさい」と言われています。なぜならイエス様が赦して下さったのだからです。イエス様と同じようにしましょうと勧められています。これがは、イエス様に選んでいただいた私たちの務めです。教会員の務めです。教会には、「裁き」とか「責め」は要らないのです。そういうものが教会に入り込まないように、教会が清められるようイエス様に祈り求めていきましょう。

2017年8月6日

「わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。」(ヤコブ2:14) パウロは、「なぜなら、律法を実行することによっては、だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、罪の自覚しか生じないのです。」(ローマ書3:20)と言います。律法の実行とは、神様を愛することと隣人を愛することです。私たちは、イエス様を信じることによって救われました。イエス様の十字架の救いは100%です。そのイエス様の救いに与って、喜んで兄弟姉妹のために仕えていくことがヤコブ書では求められています。「行い」とは、兄弟姉妹に仕えること、兄弟姉妹を赦すこと、兄弟姉妹の必要のために捧げることです。兄弟姉妹とは、神愛教会の兄弟姉妹、目の前の人、または世界の人々と言うこともできます。ヤコブ書は、具体的な行動としての信仰が強調されていますが、なすべきことはたくさんありそうです。恵みに与ったことを感謝して、示されたことを喜んでしていきましょう。