2019年4月28日

憲法20条は、いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」とあります。また、憲法89条には、公金を宗教上の組織や団体に使ってはいけないとあります。天皇代替わりの儀式が始まります。これから始まる一連の儀式は、公的な行事も皇室の行事も全て公金で賄われますから、多くは憲法に抵触します。実際に政治にかかわっていた時代から今の象徴天皇まで、天皇は「君主」、「王」であるばかりか、神道の祭儀を司る「現人神」であることは変わっていないように見えます。「高御座」に立つというのは、天皇が世界の中心だということを表しています。秋に行われる大嘗祭は、天皇が神になる儀式だそうです。慰霊の旅をする天皇に親しみを持っている人は7割を超えているそうですが、天皇を政治利用し、日本の国は「神国」と思わせて、自己完結させようとします。つまり独りよがりの国になってしまいます。明治維新以後の独善的戦争への歴史をみれば、その危うさは過去のこととは言えません。天皇を「偶像の神」にしないようにします。

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