2024年4月7日

イエス様の十二弟子は皆男性でしたが、復活されたイエス様に真っ先に出会ったのは女性たちでした。マリアという女性名はヘブライ語の「ミリアム(マリアム)」の変化形です。意味は諸説ありますが、「苦い海」「強い水」「希望の子」「美しいもの」といった意味があったと考えられているようです。ミリアム=マリアという名前で最も活躍した人物の一人が、出エジプト記に登場するモーセの姉の女預言者ミリアムです。彼女は、力強く苦難に耐え忍びつつ希望を抱く女性です。人気のある名前だったので、イエス様のお母さんもマリアで、イエス様の弟子となった女性たちにもマグダラのマリア、ベタニアのマリアなど、何人ものマリアさんがいました。マルコ福音書によれば、彼女らはイエス様の復活の出来事を受け容れられず恐怖します。しかし、他の福音書では彼女たちがイエス様の復活を先ず伝えた人々として描かれます。マリアたちの働きを通して、信仰の強さとは生来の性格的強さではなく、疑いや苦難の只中でも、自分の信じることを信じ語り続けることが出来る、弱さを乗り越える力なのだと教えられているのかも知れません。

Follow me!