2024年3月31日

イエス様の復活を記念する復活祭(イースター)では、新しい命の象徴として卵がよく使われます。固い殻を破って生まれるひよこは、死を打ち破りよみがえられたイエスさまと重ね合わせられるのでしょうか。しかし、現在の食用卵の多くは、無精卵であってひよこは生まれません。現代人にとっての卵は、栄養豊かで、日々の命が神さまから与えられることの象徴として美味しく食べることに意味が見いだされるかも知れません。生きるためには何かを食べないではいられません。イエス様はガリラヤ湖周辺の文化で生活しておられ、またパレスチナ地方は西側が地中海に面していることから、よく魚を食べていたのでしょう。復活されたあと、生きていることの象徴的行為として、その場にいた人々と同じ食べ物である焼き魚を召し上がりました。食事という仲良く命を分け合う隣人愛の場に、生きておられるイエス様は共におられるのです。

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