2024年4月28日

創世記11章に記されている「バベルの塔」の出来事では、世界中の人々が一つの場所に集まって共に生きることが出来た状態についての物語です。16世紀オランダの画家、ピーター・ブリューゲルの描いた1563年版の「バベルの塔」では、崩壊したバベルの塔の左手前に、武装兵に護衛されたニムロド王の前で、ひれ伏すしもべたちの姿が描かれています。「天まで届く塔を建てよ」という無茶な命令を実行しようとした人々をとがめようとする、理不尽な王の姿は、社会の身分制度や立場の強弱によって、人々の協力関係が崩壊していく様子を象徴しているのかも知れません。バベルの塔の出来事では、言語が同じで、同じ場所に住んでいても、人々が互いに失望し離れていきます。新約聖書の時代は、人々は様々な言葉を話しながらも、広い地域に生きる時代でした。コリントという町は大きな貿易都市であり、様々な人々がいたでしょう。しかし、イエス様を信じる信仰を通して、立場や身分の違いにこだわらず、一人一人の弱さを互いに助け合う信仰共同体であり地域共同体としてのキリスト教会が生み出され成長していきました。神さまの愛と互いを愛する隣人愛に満ちる塔として、地上のキリスト教会が生み出され続け、成長することが出来ますように。

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