2023年11月12日

怒りには、不当に虐げられた人を気の毒に思い、愛する人を守ろうとするが故に起きるものもあります。しかし、普段からいつでも何かに怒っている人は、単に怒りっぽい人です。自分の意見、主張を相手に伝える時に、怒鳴り声や恨み言や、相手に対する攻撃的な方法を使えば、その場では相手を言いなりに出来るとしても、人間関係は悪くなります。ヤコブの手紙1章19節で、怒るのに遅くある前に「聞くのに早く、話すのに遅く」あるようにと教えるのは、単におしゃべりの順番を待つようにというのではなく、自己主張を優先しないようにしなさい、という事かも知れません。我を通そうと焦らず、腹立たしくても穏やかに語りかけ、時間をかけて説得することが、隣人愛に生きるキリスト者に相応しい姿なのだと、聖書は教えているのかも知れません。

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