2023年3月26日

イエス様は、ルカ福音書8章などに記された「種まく人のたとえ」で、種を神様のお言葉に、大地を人の心や人生の状況になぞらえておられます。しかし、ヨハネ福音書15章5節では「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」と、イエス様と私たち人間が一つにつながって生きる植物になぞらえられています。宣教者パウロは、大地をキリスト、そこに根を下ろす植物を、私たち人間になぞらえています。こうした植物のなぞらえに共通しているのは、どれも暖かな春に起きるということです。ただし、聖書の世界であるイスラエルを含む地域特有の気候として、3月の春からはほとんど雨の降らない乾期が始まります。植物は根をしっかりと下ろして、命の水を大地から吸い上げなければなりません。新しい命は暖かさの中から始まり育まれます。同時に、身体を作り上げ成長する為の水や栄養を、十分に受け取る必要もあるのです。命の力に満ちたイエス・キリストから恵みの力を豊かにいただく人は、信仰がますます成長していきます。その結果、感謝があふれるばかりに豊かに実る人生となるのです。

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