2023年8月6日

聖書における7という数字は、実際に7つという意味だけではなく、神様が関わる完全な事柄を象徴する数字、完全数と呼ばれています。マタイによる福音書18章21節ではペテロがイエス様に対して、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、7回赦せば良いですか、と尋ねています。ペテロは、7という数字が聖書において完全数であることを了解していたからここで他の数字ではなく7回と言っているのでしょうか。しかしイエス様は、7回ではなく、7の70倍赦しなさい、と言っておられます。7かける70は490ですが、ここでイエス様が言っておられるのは具体的な回数ではなく、赦しの恵みは完全数の上に完全数の10倍をかけるように、回数制限など考えない限りない寛容さであり、人が十分だと思う想像を遥かに超えるものとして現れるものだと教えておられるのではないでしょうか。神さまによって、完全に罪赦された者として、隣人のあやまちを赦していく寛容さが、心の内に備えられますように。

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