2025年6月22日

詩やダジャレは、目的は異なりますが、音が同じ言葉を選んで一つの文章とする言葉の技術の一つです。こうした言葉の技術は、聞き手、読み手に伝えたい内容をより強く印象付ける効果があります。アモス書8章1-2節では、ヘブライ語で夏の果物を「カイツ」、終わりを「ケーツ」と言い、似た音の言葉を重ねています。「ケーツ」は「限界」という意味でも使われる言葉で、神の民が生きる国が、不正や不法に満ちて悔い改めもなく、もはや神さまの御心にかなう社会をつくるという理念が失われ、国としての限界に来ていると警告されています。イスラエルの夏は、乾季の盛りであって、水が不足しがちで苦しい時期でありますが、乾燥に強い果実の収穫の時期ともなります。夏の果実は水分補給のためにも用いられ人々の命を助けました。しかし、果実はきちんと収穫し食べないままにしておけば熟して腐り落ちてしまいます。苦しみの中にも神さまの救いの道は備えられています。しかし悔い改め、救われる機会を逃してしまえば、手遅れになってしまいます。適切な時に果物を収穫するように、悔い改めて救われる恵みを手遅れにしないようにと、アモス書では教えられています。

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