2025年8月24日

士師記の時代の神の民イスラエルは、各部族ごとの自治を行っており、各部族ごとの長老たちによる合議制が行われていたようです。それで部族間の対立があった場合、その調整役として「士師」が現れました。彼らは全部族の調整役であり、リーダーでありましたが、王家のような血縁によって受け継がれる役割ではありませんでした。「士師」は神さまが選び出して下さいますが、人々が承認することによって、リーダーの働きが出来るようになりました。その結果、「士師」が現れない時代もあり、混乱することもあったようです。士師記を締めくくる21章25節の言葉は、部分的な表現を含めれば、士師記の中で4回繰り返されています。この表現は、後にサウルとダビデによって始まる王制国家が、人々の願いによって始まった政治だったことを示しています。しかし同時に、王家がなくとも、神さまは士師を立てて人々を導き、助けて下さったという信仰宣言でもあります。王家のような安定したリーダーの存在は大事だけれども、一人一人の魂を導く存在は神さまご自身であることを忘れてはいけない、とこの聖書の言葉は教えているようです。

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