2022年5月22日

たとえ応える人がわずかだとしても、神様は万人に愛を注いで下さる方です。イエス様が10人の病を癒やされた時、感謝するため戻ってきたのは1人だけでした。実利を重視する分野において、成功率10%と聞けば、失敗と見なす人が多いのではないでしょうか。しかし、聖書は戻ってこなかった9人について嘆くのではなく、たった1人が喜びにあふれて、大いに神様に感謝して戻ってきた姿に光を当てています。この1人はサマリヤ人でした。サマリヤ人はモーセ五書と呼ばれる旧約聖書の一部のみを聖典としている人々であり、民族的にはユダヤ人とその他の民族との血筋が入り交じった人々でした。ユダヤ人からするとサマリヤ人の信仰と民族性は正統性を外れた異端であり、その差別意識が両民族の対立感情を産み出していました。ところが、ユダヤ人であったイエス様に対して最も感謝し、おそらく神様の姿を見いだしていたであろう人は、この1人のサマリヤ人でした。神様の愛に応える人は、意外な場所から起こされます。

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