2022年11月6日

「お元気ですか」と挨拶する時は、身体的な健康と、心が活き活きとしているかどうか、という2つの状態について尋ねています。ヨハネの手紙第三2節で、「健康」と訳されたギリシア語「ヒュギアイノー」は身体的健康のことを、「恵み」と訳された「エウオドー」は心の健康のことを意味しているようです。「エウオドー」は「良い」を意味する接頭辞「エウ」と「道」を意味する「ホドス」という名詞の合成語です。「道」は人生にもなぞらえられますので、「良い道」と言う場合は「良い状態」とか「良い選択」という意味でも用いられます。身体の健康は大事なことですが、魂が良い状態であることはもっと大事です。ギリシア語では心は「カルディア」霊/精神は「プニューマ」と言います。魂と訳される「プシュケー」は内的命、人格そのものです。心が傷つき、病んでいても、魂は健全で、活き活きと生きることが出来る恵みが、イエスさまの十字架の恵みです。

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