2023年3月12日

家畜化された羊は、自分の毛が伸びすぎると人の手で刈ってもらわないと、身体に汚れがたまり、健康を損ないます。羊は、同じ場所の草を食べ続けるという習性がみられるので、羊飼いは草がなくなる前に、群れを連れて移動し続けます。狼に襲われると、反撃することができずに散り散りに逃げ出します。羊飼いは、杖や鞭を使い、狼を追い払います。ですから、羊飼いがいない羊の群れは、とても困ってしまうでしょう。人間は羊とは違い、自分で身体の手入れを行い、自分で食事の準備をし、自分で危険に備えることが出来ます。しかし、心や人生という、目に見えない事柄では、何が自分に必要なのかも解らず、思いがけず傷つき、癒し方を知らずに病むことがあります。集まった人々をご覧になるイエス様は、人々の姿を羊飼いのいない羊の群れのように感じ、深く憐れんで下さいます。そして、神さまの言葉によって慰め、励まし、奇跡を伴う働きによって、人々の人生に健やかさを与え、痛みを癒し続けて下さいます。イエス様は人々の羊飼いなのです。

Follow me!