2023年3月19日

イエス様はルカ福音書8章5節で「種を蒔く人のたとえ」としてお話ししておられます。つまり、このたとえ話は、種になぞらえられている人間の性質とか、信仰が実を結ぶようになるかどうか、ということ以前に、神さまの赦しの愛、救いの恵みを種まきのように語り伝える人がどのような存在なのかと言うことが語られているようです。種まきをする人は、わざわざ耕していない土地や、道ばたに種まきをしたりはしないものです。良く耕した土地に種は蒔かれます。しかし、それでも小さな種は、思った通りの場所ではないところに落ちるのです。それでも種蒔く人は、種を蒔きます。芽が出ない場所に蒔かれたものが実を結ぶと期待してではなく、蒔くべくして蒔いたものが必ず実を結ぶと期待しているからです。種蒔く人は、季節が巡ればまた種を蒔きます。再び豊かな実が実ると期待し、新しく耕された畑に種は蒔かれ続けます。神さまの愛を語り伝えるイエス様の言葉は、何度でも語り伝え、人を新たに清め、救い続ける、恵み深い言葉です。

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