日本の夏は、湿度が高く、台風もやってくる水気の多い時期です。しかし、場所によっては雨が少なく、水不足になる地域もあるようです。聖書の舞台となっているパレスチナ地方の夏は雨の降らない乾季となり、水不足になりがちです。多くの人々は井戸水によって生きるために必要な水を得ていました。しかし、雨が降らなくなり地下水が枯渇すると、井戸の水位が減り、涸れ井戸になってしまうこともあります。ヨハネによる福音書4章11節でイエス様は、罪深さと孤独に苦しむ人の心を涸れ井戸に、イエス様を信じて赦しと希望を抱く人の心を、潤いに満ちた井戸になぞらえているようです。ローマの信徒への手紙15章13節では、神さまは地下水脈や水源地のように希望の源であり、水が井戸に満ちるように、神さまは人の心に希望を満たして下さると教えています。「満たす」と訳されたギリシア語「ペリッセウオー」は、「豊富」「溢れる」という意味もあります。神さまは満たされた人だけではなく、周りの人々にも分け与え、潤すことが出来るほどに豊かに溢れ流れる希望の恵みを与え、全ての人を潤して下さる方です。