2024年10月27日

新約聖書の舞台の一つ、ガリラヤ湖は約166平方キロメートルの面積があり、琵琶湖の約4分の1の大きさとなります。この湖がある地方の秋は、夏の暑さが和らぎ、山間部との温度差が生じやすくなるため、短時間の嵐が起きやすくなるそうです。イエス様の弟子たちの中には、元ガリラヤ湖の漁師もいたので、そのあたりの事情は良く知っていたはずです。彼らは嵐が来ても短時間だから、しのげるだろうと思っていたのでしょうか。しかし、思いのほか嵐は強く、また船を出したのがすでに暗くなっていた時間だったため、弟子たちは目的地になかなか着かず、それどころか自分のいる場所もよく分からず、嵐の中で困惑し、疲れていたかも知れません。このような嵐の中の人々は、人生の苦悩に陥り困惑する人々の姿を象徴しているのかも知れません。イエス様は嵐の中を、湖の上を歩くという人間では不可能な方法で弟子たちに近づいてきました。弟子たちがこのイエス様を迎え入れた時、嵐は終わり、船は目的地に着きました。自分の力に自信を失い、努力が虚しく終わることを感じている人生の嵐の只中にイエス様は来て下さり、人生の目的を新しくして下さり、再びこぎ出す力をあたえて下さるのだと、聖書は教えているようです。

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