17世紀イギリスの詩人、ジョージ・ハーバートが書いた「復活祭の翼(”Easter Wings”)」という詩があります。固い殻からひな鳥が生まれるタマゴは、死を打ち破りよみがえられたイエスさまの復活の象徴とされています。ハーバートの詩の翼はこのイースターのタマゴから生まれた鳥の翼なのでしょう。詩の第一段落、中央部分の「With thee(あなたと共に)」という言葉を境として、後半は鳥が翼を広げて飛ぶように、罪と苦難の只中から高く飛ぶことが出来ると詠われています。共にいて下さる「あなた」はイエスさまのことです。ハーバート自身は、幼い頃から病気がちで、39歳の時に結核にかかり地上の命を終えています。より高く飛ぶ力を与えられた翼は、豊かな生活や、健康な身体を得たいというこの世の望みではなく、神さまから与えられた新しい命に復活するという希望の象徴なのでしょう。この希望があればこそ、日々死を近く感じる苦難の中でも、詩を書き続ける力を得たのでしょう。イエスさまの復活の命、イースターを通して繰り返し羽ばたく希望の翼が、苦難の中にいる全ての人を力強く、高く飛び立たせて下さいますように。