「株」と訳されたヘブライ語「ゲザ」は、木の幹や木の根元、という意味です。しかし、直前の10章34節では、高慢の罪に陥った神の民イスラエルが、切り倒される木々になぞらえられ、滅びの宣告を受けています。そこで11章1節ではすでに「切り株」となり、一度死んだ状態となった神の民が新しい命を神さまからいただいて復活するという赦しと恵みの預言として表現されています。切り株から出てくる若枝を「ひこばえ」と呼ぶことがあります。漢字だと「孫生え」と当てるようです。ヘブライ語にはこのような意味はないはずですが、不思議と、エッサイの子孫としてのイエス様という意味と重なります。このひこばえは、イエス様のことであると同時に、イエス様を信じて共に生きる人々が新しく命をいただいて生きる姿の象徴でもあります。小さなひこばえが巨木となるように、イエス様のお誕生は小さく始まり、世界中に枝を伸ばすクリスマスツリーのような大きな恵みです。