マタイによる福音書2章1-11節に記されているイエス様のお誕生の出来事、主人公は東の方から来た人々です。彼らは東の方で不思議な星を見たというので、はるか遠くのベツレヘムまでやってきました。しかし、彼らがなぜ、不思議な星によって示された「ユダヤの王を拝みに来た」のか、その理由については記されていません。ペルシアのあたりで社会的地位は高かった占星術の博士たちが、治安の悪い地域を長旅してまで会いに来たのは、何か心に満たされないものがあったり、言葉で表現しきれない苦しみからの救いを求めていたのかも知れません。彼らは旅の目的地がはっきりしないまま旅に出て、尋ねて探し、星に導かれてイエス様へとたどり着きます。そしてまだイエス様がどのような救いをもたらされる方であるのかは、はっきりとは解らないけれども、未来への救いの希望を抱いて喜びました。このクリスマスの旅は、人がイエス様へと導かれる人生の象徴でもあります。夜空に輝くものばかりではなく、人の悩みの闇の中に、イエス様の救いの希望へと導く星は、全ての人々の上に今も輝いています。