2020年4月26日

 主イエス様は、弟子たちにエルサレムを離れず、聖霊を待つように言われ、天に昇って行かれました。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒言行録1:8)と言われ、彼らの目から見えなくなりました。イエス様の最後のお言葉でした。

そして、泊まっていた2階の部屋で祈り始めました。11人だけではありません。そこには、「婦人たちやイエスの母マリア、またイエスの兄弟たち」もいました。熱心に祈り始めたのです。新しい祈りの共同体が誕生しました。女性たちもいました。

そして、その新しい共同体は120人になっていました。12というのは、イスラエルの12部族です。イエス様の弟子も12です。女性たちも入って、新しいイスラエル、教会が始まりました。イエス様のくださった新しい約束に生きる、新しい共同体です。

ペトロが立ち上がってユダについて語り始めました。ユダは、イエス様を捕らえる者たちの手引きをしたこと、それは、そうならなければならなかったこと、神様のご意志であったこと、そして、「わたしたちの仲間の一人であり、同じ任務を割り当てられていた」と言いました。ユダの悲しい最後の様子について、語りました。その上で、新しい共同体に、新しい指導者を求める祈りを始めました。そして、マティアを選出したのでした。

11人ではなくて、12人になりました。ペトロたち120人の深い祈りと神様の絶大な恵みが新しい指導者を選び出したのでした。ユダの裏切り、イエス様の十字架の時の自分たちの振る舞いを決して忘れません、赦されて生きる私たちであることの表明であると思います。教会は、その後も、11人になってしまうことがあったと思います。12人の中で起こることです。それでも、何度でも悔い改めて、祈り始めましょう。

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