2024年2月25日

聖書の舞台であるパレスチナ地方は、乾季と雨季という二つの季節があります。乾季はまったく雨が降らないので、雨雲が登場するのは晩秋から初春にかけての雨期になります。霧が出るのは、ある程度気温が暖かになった初春です。聖書では闇は人の心の罪深さや悩み、深い悲しみの状態の象徴的表現としても用いられますが、詩編18章10-12節では、生き物に命の力を与える、水をもたらす存在として用いられています。詩編18編は古代イスラエルの英雄ダビデが、彼の命を脅かす敵の手から逃れ、あるいは撃退した時に歌った歌とされています。彼は快適な都市生活、名誉ある立場から追いやられ、荒野の洞窟で長いこと身を隠し、敵国に亡命することになりました。突然の災難は未来への希望を見失わせたかも知れません。しかしこの災難によって彼は優れた活躍へと導かれて行きます。神さまは苦難の闇を、人に新しい命を与えるための、春の雨雲や霧として用いて下さる方です。

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