2024年9月8日

列王記の時代、預言者達は偶像礼拝に対して強く反対しました。理由の一つは、当時のパレスチナ地方の土着宗教は、人間を生け贄として偶像神に献げたり、神殿を売春所としており、倫理観に邪悪な振る舞いを行っていたからです。預言者エリヤは邪悪なバアル宗教に対して祈りと真の神さまの力によって勝利したはずでした。ところが、世の中は変わりませんでした。むしろエリヤは厄介者として権力者から命を狙われ、人里離れた荒れ野へ逃げ出すことになります。神さまは挫折感に苦しみ、死すら望む言葉を発するエリヤを生かし、彼の心を励まします。悩みつつも立ち上がろうとするエリヤは、ある晩、不思議な体験をします。11-12節の表現は、もしかすると文字通り大きな災害が起きたことを意味しているのかも知れません。しかしエリヤは、人々が神の力を感じるはずの巨大な自然の力の中に、真の神さまの存在を感じませんでした。エリヤは全ての災いが終わった後に聞こえた静かな細い声に、自らを用いて人を生かそうとする神さまの存在を感じて立ち上がります。そしてエリヤは全体からすればわずかな、小さな人々を助け、祈るために、活き活きと生きる信仰者として生まれ変わったのでした。

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