寒暖の差が大きくなる秋は、体力、免疫力が弱ることがあります。外出した後は手洗い、うがいを心がけたいものです。小さな子どものいる家庭では、子どもに手洗いの習慣を教えるために、始めは親と一緒に手洗いをするでしょう。保育園、幼稚園、小学校でも、衛生習慣を身につけ、自分だけではなく自分の周りの人たちをも、病ませてしまわないようにと願う、心の優しさを身につけます。日本では昔から、悪事を止めて更生しようとすることを、「足を洗う」などと言いますが、新約聖書のヤコブの手紙4章8節では、罪から人が清められ、悪から義へと回心することを「手を清める」と表現しています。この表現は当時の人々が、食事の前や、礼拝の前などに手を洗い、体を清潔にすることを「清める」と表現していたことに由来します。手洗いは、罪を清められ、悪事を止めることの象徴です。同時にこの箇所では、「心を清めなさい」とも言われています。悪の行いを止めるだけではなく、悪意、ねたみ、憎しみなど、悪の原因となっている自らの欲望を心から取り去らないと、また悪事がぶり返してしまうものです。祈りと礼拝という、心を洗い、心をうがいする習慣を身につけましょう。