アドベント三本目のロウソクは、喜びを象徴する灯火です。羊飼いたちを象徴する灯火と言われることもあります。イエス様が生まれたベツレヘムは、昔から羊飼いの村として知られていました。新約聖書の舞台であるユダヤ王国にとって、古代の英雄であるダビデも、ベツレヘム村の羊飼い出身でした。イエス様がこのベツレヘム村で生まれたことには、英雄ダビデを重ねあわせる意味もありました。しかし神さまが天使たちを遣わしてイエス様のところに招いたのは、戦士達ではなく羊飼いたちでした。新約聖書の時代の羊飼い達は、罪深く、無学で、貧しい人々の代表的存在でした。彼らは都市生活者たちから離れ、孤独感の中で羊たちの世話をしなければなりませんでした。しかし神さまは社会構造にあらがうすべもない、羊のような存在を導く羊飼いの救い主としてイエス様をおつかわし下さいました。イエス様のお誕生を祝うクリスマスの喜びは、あらゆる弱さや罪深さに悩み、あるいは悩むことすら出来ない人々に与えられているのです。