3月の大阪では、米の苗の育成が始まり、畑おこしなど田植えの準備がされているようです。聖書の世界パレスチナ地方では、3月終わりから4月前半あたりまでが、雨季の最後の時期であり、麦類の収穫の季節となります。イエス様の十字架の出来事はちょうど春の収穫祭でもある過ぎ越しの祭りのころに起きました。そしてイエス様は、十字架で死ぬご自分のお姿を、種まきされた一粒の麦になぞらえておられます。麦は、種まきされて麦粒ではなく生きた麦として成長し、豊かな実を結びます。イエス様は十字架の死によって多くの人々の罪を清め、豊かな救いの道を開いてくださいました。このイエス様のお言葉は、ご自身の十字架の死と復活の恵みについてだけではなく、イエス様を信じて従う人々に対して、十字架的な生き方をする勧めともなっています。自らの命を惜しむということは、ただ生存することを望むという意味だけではなく、問題が起きているにも関わらず今のままで何も変わりたくないと願うことや、自己中心的な幸せを求め続ける生き方をも意味しています。しかしイエス様がお示しくださったように、自らの命を自らの意思で神様の御心のままに用いられることを望んで委ねる時、豊かに用いられ、自ら大きく成長させていただき、自らのみならず多くの人々にも命を与える人生の豊かな実を結ぶことが出来るとイエス様は教えておられるようです。