2025年3月30日

町中で見かける黒背景に黄色と白の字で書かれた聖書の言葉、あるいはキリスト教的すすめが書かれた看板があります。この看板の一つに「神と和解せよ」と書かれたものがあります。キリスト教信仰に親しんでいる人であれば解りますが、そうではない方からすると、何のことだろう、と不思議に思う言葉です。この看板の文字が風雨で削れて「ネコと和解せよ」と読めるようになった看板があって、SNSで一時面白がられた時期がありました。野良猫や外飼いの猫に対して、フンの始末とか、厳しい意見が書かれた場所に張られている場合は、なおのこと面白く感じられます。日本や東アジアにおける「和解」という表現では、法律や戦争などの争いを止め、これ以上「争わない」という状態を意味する言葉として用いられてきました。しかし、新約聖書において「和解」と訳されたギリシア語「カタッラゲー」は、変化させて関係性を回復させる、という意味です。無関心ゆえに争いがないという和解では無く、対立から友好へと変化し回復する和解です。「ネコ」ではなく「神」と和解させていただいたということは、疎遠になっていた親子が仲直りし、家族の愛が再び満たされるような関係性へと変えられたということです。その愛の関係があるから、人の罪がなお繰り返されても神さまは見捨てること無く、愛によって忍耐し、必ず救いへと至らせて下さるのだと、聖書は教えています。

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