聖書の舞台であるパレスチナ地方は、アフリカ大陸から西アジアを通り、ヨーロッパ方面へと抜ける交通の要衝であり、非常に多くの渡り鳥たちを見ることが出来る、野鳥観察の盛んな地域として知られています。マタイによる福音書10章29節では、「スズメ」という小さく、どこにでもいる小鳥が人間の姿になぞらえられています。しかし6章26節でイエス様が人間を空の鳥になぞらえておられる時には、人々の上では色々な種類の渡り鳥たちが空を飛んでいたかも知れません。鳥たちにもそれぞれの生活があり、人間からすれば無計画に思えても、経験と本能によって住まいを定め、日々の糧を得るための計画性を持っています。しかし、自然界の厳しさの中で日々の命があるのは、鳥たちの自助努力を超えた神さまのご配慮と養いがあるからであり、まして子としてくださる天の父なる神さまは、人間を慈しみ見捨てることはない、だから日々の生活に思い煩うのを止めて、必要は神さまが満たして下さると信頼して、日々の生活に努めるようにとイエス様は教えておられるようです。