旧約聖書のヨナ書では、主人公である預言者ヨナが神様に命じられて、敵国の首都ニネベに神様の裁きの時が迫っているので罪を悔い改めるように語り伝えることになります。ヨナは悔い改めの言葉を伝えることで本当にニネベの人々が回心し、神様が憐みによってニネベの人々を滅びから救ってしまうことが嫌だったから、使命から逃げたのかも知れません。ヨナは敵をも愛し、救おうとされる神様によって、自らもまた救われ、新しい命が与えられます。使命から逃げたヨナが大魚に飲み込まれ、三日目に陸地に吐き出されたことは、憎しみと敵意に生きる人が神様の力によって、愛に生きる新しい命へと変えられたことの象徴です。イエス様は、様々な奇跡を用いて人々を癒し、助けましたが、奇跡は手段の一つでしかなく、神様の救いを示す象徴やしるしは、超自然的な力を経験することではなく、人が新しい命に変えられることそのものであると教えておられます。イエス様の復活の奇跡も、イエス様の復活を通して、信じる人々がすべての人を愛する新しい人生へと変えられ続けていること、苦難の中でも消えない希望を抱いて生きる人へ変えられたことが素晴らしいのです。