イエス様はたとえ話の中で、社会のなかで蔑まれ、孤立している罪深い人を、羊の群れからはぐれた一匹の羊になぞらえました。はぐれた羊は、羊飼いによって見つけられ助けられるのですが、助けられてなお一匹のままではなく、群れへと戻されます。罪深い者もまた、神さまによって救われ、悔い改めた後、同じ神さまによって養われる人々の中へと導かれていきます。このたとえ話の中では、残る99匹の羊の群れは、罪を犯していない正しい人の象徴でもあります。この正しい人々は、悔い改めた罪人を仲間として受け入れることが出来る神さまの愛による正しさに生きる人々です。しかし、99匹の羊たちも、別の時には迷い出る一匹の羊となる可能性があります。あるいは、99匹の羊たちもまた、かつては迷い出て再び連れ戻された一匹の羊であったのかも知れません。天にある大きな喜びは、神さまの喜びというだけではなく、神さまを信じ、共に生きる全ての存在が、自分自身のように喜ぶことが出来る、共同体全体の喜び、羊の群れ全体の喜びでもあるのかも知れません。迷える羊が、今日もイエス様によって導かれると信じます。