人はだれでも、これからのこと、体のこと、家族のこと、生活のことなど、いろいろな心配をかかえます。そうした重い気持ちを、自分ひとりで持ち続けなくてよい、と聖書は教えています。なによりも神さまが私たちのことを心にかけておられるからです。神さまは私たちの苦しみも不安も知っていて、受け止めてくださる方です。だから、苦しいときには、祈りの中で正直に神さまに打ち明けてよいのです。けれども、ただ安心するだけで終わりではありません。「身を慎み、目を覚ましていなさい」と言われています。心が弱っているとき、人は誘惑に負けやすくなり、神さまから心が離れやすくなります。そこで聖書は、落ち着いて、自分の心を守り、信仰にしっかり立つように勧めます。悲しみや不安、疑いや恐れを通して、信仰がくずされそうになることもあるでしょう。そのようなときにも、神さまに信頼して立ち続けなさい、と聖書は励ましています。聖書は心配を神さまにゆだね、心の目を覚まして歩み、信仰に堅く立つようにと、やさしく、しかし力強く教えています。