この言葉は、苦しい旅の途中で不安になり、不平を言ってしまった人々に向けられたものです。神さまはその不平をただ責めるのではなく、「あなたたちの苦しさを聞いているよ」と受けとめ、必要な食べ物を与えると約束されました。ここで大切なのは、神が立派な人だけを助けるのではない、ということです。弱っている人、余裕がなくて文句を言ってしまう人の声も、ちゃんと聞いておられるということです。夕暮れには肉、朝にはパンという言葉は、「今日を生きるために必要なものは与えられる」という安心を表しています。 人は不安になると心が荒れたり、言葉がきつくなったりします。でも、その奥には「助けてほしい」という思いがあります。この聖書の言葉は、「あなたの苦しみは見過ごされていない」という慰めを伝えています。毎日の生活の中では、華やかな奇跡より、まず今日を生きる力や必要な支えが与えられることが大切です。神さまは、人間の日々の必要を知り、与えて下さる恵みの主です。